8:45 | 出社 |
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9:00 | メールをチェック |
9:10 | 国内契約書のチェック |
13:00 | 会社法の改正に関する社内資料の作成 |
16:00 | 上記の資料について弁護士に相談 |
16:30 | 営業の方からとあるプロジェクトについて相談を 受ける |
法務部の役割は大きく3つあります。
このうち、私の業務の中心となっているのは「予防法務」で、契約書審査、全社の法務リスクの定期的な調査などを行っています。契約書審査では、取引基本契約書や秘密保持契約書などをはじめ、様々な種類の国内契約書を審査しています。
「予防法務」以外では、法改正の調査、法令に関する株主総会の議案の作成、株主総会の招集通知の作成なども行っています。
直近では、企業市民ルールの改訂と、会社法の改正に伴う内部統制システムの見直しに取組んでいく予定です。
その後は、予防法務を中心に治療法務や戦略法務にも取組んでいきたいです。そのためにも、現在私が担当している業務を一つ一つ確実にこなしていき、法務の専門知識などをさらに高めたいと考えています。
初めに配属されたのは、ベアリングの製造工場でした。工場では、それまでに触ったこともないような大きな機械も操作しなければならず、私のミスで機械を壊してしまわないか、ドキドキしていました。
法務部配属後間もないときに行った契約審査業務で、当社のリスクを減らすために、契約書の修正を相手方に提案したことがありました。相手方には、当初全く取り合ってもらえなかったのですが、当社がなぜ修正を提案しているのかを、関係法令なども調べて何回も説明した結果、相手方が契約書の修正に応じてくれたことがありました。
私の提案通りに修正された契約書に、双方の署名と押印がされた契約書を見たときは、本当にやりがいを感じました。
妥協できないところについては、はっきりと意見される方ばかりです。
私の上司も、他の部署の方から相談を受けたときなどは、可能な限り相談者の意向に沿った解決策を一緒に考えようとしますが、一方、譲れないところについては、理由を説明したうえで、はっきりと反対されます。時には意見が対立することもありますが、お互いが譲れないところを、はっきりと主張し合うことによって、最終的には、両者が納得できる結論に達します。
はっきり意見するというのは、当たり前のことかも知れませんが、上司の仕事を見て、その大切さを改めて実感しています。
興味をもったきっかけは、「ベアリング」でした。ベアリングは自動車をはじめてとして、あらゆる機械に組み込まれていると聞き、いろんな業界を相手に仕事が出来る点に魅力を感じました。また、富山だけではなく、世界各地に拠点をもつグローバルなメーカーである点も魅力でした。
機械業界や自動車部品業界を中心に30社ぐらいの説明会に参加しました。エントリーしたのはそのなかの10社ほどです。
社員の方から伝わってきた、ものづくりに真剣に取り組む姿勢です。会社説明会で聞いた「ものづくりの世界の発展に貢献する」という不二越の使命が、ピッタリな人ばかりだと思いました。
皆さんの中には、就職活動の際に、「この職種でこんな仕事をやってみたい」という視点から会社を選ぶ方も多いと思いますが、仕事の印象というのは、実際の仕事の中で大きく変わることがあります。一方で、社風や人に対するイメージというのは、実際に入社してもそれほど大きく変わらないことが多いのではないかと思います。
就職活動の際は、「こんな仕事をやりたい」という視点だけではなく、就職活動中に感じた「社風や人」に対するイメージも大切にして会社を選んでみるのもオススメです。