写真:濱野 貴至 濱野 貴至 2013年入社
工学部 応用理工学科卒
油圧事業部 技術部 建機技術部 建機商品開発勤務
ある日のタイムスケジュール
8:00 ラジオ体操・課内朝礼
  耐久試験の経過確認(試験は終夜稼動)
8:30 開発品バルブ部品の検討
13:00 ユーザ対応部品の検討
部品図の作成・加工手配
17:00 耐久試験の経過確認
(試験は数ヶ月間にまたぐ場合も)

仕事

どんな仕事をしていますか?

建設機械向けコントロールバルブの開発・設計・評価試験全般を行っています。油圧ショベルで使われるコントロールバルブは、ショベルの操作感を決める重要な部品。お客様と意見を交換しながら、お客様の要望にあわせて微操作性や速度といった特性を変更し、機械を使う人が快適に作業できるような設計を目指しています。また最近は省エネが重視されているため、省エネを追求した油圧システムの開発もしています。

今後の仕事の課題は?

油圧機器をもっとコンパクトに、より安全に、より省エネに。

入社後はじめてやった仕事は?

写真:職場風景研修を終えてはじめての仕事は、信頼性試験の報告書の作成と開発品の部品検討でした。
信頼性試験を通じて油圧機器の安全性の評価方法を、開発品の部品検討によりCADソフトの使い方を覚えることができました。

仕事で初めての成功体験は?

海外のお客さまとの実機テストで、自分の設計した持参部品が狙い通りのスピードを出すことができ、合格を頂いたとき。それまでのテストで厳しい評価を下されていたので、喜びもひとしおでした。

職場

どんな先輩がいますか?

開発品の評価試験で不具合が起きたとき、相談する上司がいます。会議室の大きな机の上に、私が持参したデータの書類をずらっと並べ、それを俯瞰し、解決策や改善案をさっと提示してくれます。その結果、問題はおおむね解決します。すごい上司です。

職場の雰囲気は?

富山弁が飛び交う職場です。県外出身の私にとっては、一番の驚きと戸惑いを覚えました。

就活と入社

不二越のどこに惹かれた?

総合機械メーカーとして、さまざまな分野の商品を持っていることに魅力を感じました。

不二越以外に応募した会社は?

工作機械メーカーを2社。

不二越に就職した決め手は?

もともと工作機械やそれに関わる要素部品の開発・設計に携わる仕事がしたいと考えており、不二越はそのすべてをカバーしていたため。

入社しての感想は?

全社的な語学研修、技術系社員への技術教育など、非常に教育熱心な印象を受けました。
また入社して早い段階から新製品の設計の仕事を任せてもらえたり、ユーザーとの技術交流会を開いたり、時には一人で海外のユーザーに出張にいかせてもらったり(もちろん上司のサポートを受けながらですが)と、若手ながらいろいろな経験をさせていただいているところがいいところだと思います。

就活へのアドバイス

どんな学生時代を送りましたか?

小学生のころから野球に打ち込んできました。厳しい練習の中で忍耐力がつき、またチームメートと協力することや、自分の果たす役割意識などを学ぶことができました。
ひとつのことに打ち込む性分であるので、自分の担当する製品に対して深く知ろうと日々精進しています。
また、油圧機器は継手や配管を締めるときに力がいる場合が多く、スポーツで体力をつけていてよかったと思える場面がちらほらあります。

学生諸君へのアドバイスを

  • ①興味関心の幅を広くすること
    専門分野を深めるのはもちろん、他の分野に対しても吸収しようとする心がけがあればいいと思います。
  • ②度胸をつけること
    技術的な用件で問い合わせがあったり、お客様の所へ行くことになった場合、お客様は私たちを「その道のプロ」として接してきます。時には分からない質問がやってきて困ることもあると思いますが、表情や態度に出さず冷静に対処する度胸が必要だと思います。難しいですが…。